「アルザス地方の料理の特徴って何?」
「アルザス地方の食材ってどんなものがあるの?」
「アルザス地方の代表料理って何?」
そんな疑問に答えます。
最後までお読み頂ければ、アルザス地方の料理について詳しくなります。
留学や旅行を検討している方はぜひ最後までお読み下しさい。
本記事では次の2つの事について書いています。
本記事の内容
- アルザス地方とは?
- アルザス地方の代表的な料理
アルザス地方とは?
フランス北東部にあり、北にはドイツ、南にはスイスと隣接するのがアルザス地方です。
東にライン川、西はヴォージュ山脈に挟まれた南北に長い地方です。
この山脈により西風が遮られるので、比較的乾燥していて暖かいですが、大陸性気候で平野部の冬はとても寒くなります。
中心都市はストラスブールになります。
地理的にも、歴史的にもドイツの影響を受けていて、食べるものではシュークルート、プレッツェル、シュペッツレ、クグロフなどはドイツの影響があるものです。
特に豚肉の加工品が多くドイツ同様にビールをよく飲む地域でもあります。
主要作物はとうもろこし、ぶどう、ホップ、シュークルート用キャベツなどがあります。
家禽や液状の生クリーム、はちみつ、クエッチ、アルザスますたーどなどの産物は高く評価されています。
そのほかシュークルートのベースとなる、キャベツを酢漬けにして発酵させたもの、ガチョウのフォアグラのパテなどがあります。
チーズではマンステールチーズ、酒類ではキルシュなどのフルーツを使ったブランデーが世界的に有名です。
ビールは国内生産の半分以上を醸造し、一般的な淡色ビールのほか、アルザス地方特有のシュトゼンベルジェ、メテオールなどの地ビールもあります。
料理名にアルザス風となっている場合、シュークルート、塩漬け豚バラ肉、ストラスブールソーセージなどの豚の加工品などを添えることが多いです。
アルザス地方の代表的な料理
玉ねぎのタルト | tarte à l'oignon | 玉ねぎの薄切りをバターで炒めて小麦粉をふり、ナツメグを加えて煮て、卵黄でつなぎます。これをパートブリゼに詰めオーブンで焼いたもの |
タルト・フランベ | tarte flambée | パン生地をごく薄く伸ばし、フレッシュチーズと生クリームナツメグを混ぜたものを塗り、玉ねぎとベーコンを散らしてオーブンで焼いたもの |
鯉の揚げ物 | carpe frite | 鯉を筒切りにし、小麦粉、卵、セモリナ粉の衣をつけて揚げる |
マスのオ・ブルー | truite au bleu | 生きているマスを調理する直前に気絶させ、内臓をツボ抜きし、表面の粘液をぬぐわずに煮立てた酢をかけふっとしているクールブイヨンで茹でる |
ベッコフ | baeckeoff | 豚と牛、羊の肩肉、豚のテールや足を大きく切り、白ワインと香味材料に一晩漬ける。鍋にじゃがいもと玉ねぎを敷き、肉類を載せて同じ野菜でおおい、つけ汁を加え、オーブンで蒸し煮したもの |
アルザス風シュークルート | choucroute à l'alsacienne | 玉ねぎの薄切りを鵞鳥油かラードで炒め、豚の燻製肩肉、塩漬けのキャベツ、ベーコン、ソーセージ、リースリングを入れ蒸し煮したもの |
雄鶏のリースリング風味 | coq au rieslig | 鶏を切り分けてラードで焼いて取り出し、香味野菜を炒める。鶏を戻して小麦粉をふり、鶏のブイヨン、リースリングを加えて煮たもの |
クーゲルホプフ | kougelhopf | 小麦粉、卵、バター、砂糖を混ぜ、中種を加えて生地を作り、発酵させたあと、レーズンを加える。これをアーモンドを貼り付けたクグロフ型に入れてオーブンで焼いたもの |
フランスの地方料理については下記の記事にまとめていますので、お役立てください。