あなたが作る料理とお店で食べる料理の違いはなんだと思いますか?
あなたが普段作って食べている料理。
プロのレシピをみて同じように作ってるのに、何かが違うと感じことはありませんか?
同じ食材、同じ分量、同じ手順で作っているのに同じ味にならない・・・。
これがプロと素人の差なのでしょうか?
そう決めつけるのはまだ早いです。
こんな可能性もあります。
それは厨房機器の差。
業務用と家庭用で大きく違う厨房機器はいくつかあります。
その中でもコンベクションオーブンはサイズ的にも機能的にも、大きく差があるのではないでしょうか?
コンベクションオーブンを変える事でプロの料理の味に近づけるとしたらあなたはどう思いますか?
本記事では、15年以上飲食業界で働いていた僕の経験を元に、家庭用のコンベクションオーブンの選び方とオススメの機種5つをご紹介します。
家庭用のコンベクションオーブンの購入を検討している方は是非、最後までお読みください。
何を基準に選べば良いのか、どんな機種がオススメなのかを知る事ができます。
タップ出来る目次
家庭用コンベクションオーブンとは?
そもそもコンベクションオーブンとはどういうものなのでしょうか?これまでのオーブンレンジとは何が違うのでしょうか?
コンベクションオーブンというのは、ファンでオーブン内の熱風を対流させ、食材をムラなく焼くことができるオーブンのことです。
従来のオーブンではヒーターで熱して加熱していたので、どうしても焼きムラが出来やすかったです。
その熱風をファンでオーブン内に対流させることで、オーブン内の熱の分散を可能にしたのがコンベクションオーブンです。
オーブン機能だけでなく、グリルやスローベイクといった調理機能を備えたマルチなコンベクションも多数販売されていて、1台で何役もこなしてしまう調理機器です。
家庭用コンベクションオーブンの選び方とは?
そんな便利なコンベクションオーブンですが、機能が多かったり、新しい機能をどう使うのかわからないと使いこなせませんよね?
ここではコンベクションオーブンお選び方をご紹介します。
コンベクションオーブン選びのポイントは3つです。
ポイント1:サイズ
ポイント2:機能
ポイント3:デザイン
この3つは必ず確認してから選ぶようにしましょう。
ここを読んでいただければ、それぞれどんな点に注意して選べば良いのかという事がわかります。
サイズ
まずはサイズを選びましょう。置く場所を確保して、本体のサイズがしっかりと収まるように気をつけましょう!
また、オーブン機能などを使うと本体から熱が発生するので、あまりギリギリのサイズを買わずに、置き場所に余裕のあるサイズを選ぶようにしましょう。
また、サイズと言われると、本体サイズばかりに気を取られがちですが、コンベクションオーブンは庫内のサイズも重要です。
横幅などはピザが入るなとか、魚が入るなとかイメージしやすいですが、高さというのは意外と見落としがちです。
特にお菓子作りをする場合、高さは重要なポイントとなってきます。
あとは段数も選ぶポイントです。製品によっては上下2段だけ加熱や上だけ加熱など、火加減を調節して焼く機能のコンベクションオーブンもあります。
ですので、家族の人数や使用用途によっては段数が選ぶポイントとなります。
機能
続いてはどんな機能がついているかを確認します。
あまりたくさんの機能がついていても使わなければ意味がありません。
無駄な機能ばかりがある高価なコンベクションオーブンを買うよりは必要最低限の機能がある適正価格のオーブンを選びましょう。
そのためには、まずはどんな料理や作る頻度を考えて、どんな機能が必要なのかを知る必要があります。
オーブン機能
上下のヒーターで庫内の温度を高温にして、じっくりを焼きあげます。塊のお肉やお魚、おかし作り向きの機能です。
グリル機能
上側のヒーターを使い、食材の表面に短時間で焼き色をつける機能です。
オーブンはゆっくりと中心まで加熱する調理法に対し、こちらは短時間で焼き上げるのが特徴です。
グラタンや焼き魚などの調理をするときに使う機能です。
スローベイク機能
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、これは下のヒーターを使って、ゆっくりと下から加熱する機能です。
煮込み料理や茶碗蒸しなどを作るときに使う機能です。
デザイン
そして最後にデザインを選びましょう!
キッチンの見えるところにせ設置することが多いコンベクションオーブン。
機能ばかり重視してデザインは後回しにされがちです。
しかし、長く使うにはおしゃれなもの方が良いですよね?
あまり流行り廃りがなくシンプルなものがオススメです。
イタリア製のデロンギなどはデザインも機能もバランスのとれた優れものです。
【元理長が教える】家庭用コンベクションオーブンのおすすめ5選!!
それでは実際にオススメの家庭用コンベクションオーブンをご紹介します。
日立コンベクションオーブントースターHMO-F100
コンベクション・オーブン・グリル・スローベイクの4つの調理法に対応しているのはもちろん、40〜250度と幅広い温度に対応しています。
6種類のオートメニュー付きで、電子レンジ感覚で使えて大変便利です。40度という温度設定ができるので、パン作りをしたい方には生地を発酵させるのに大変助かります。
また、付属のオーブン皿はホーロー加工してあるので、とてもお手入れがしやすいです。
デロンギ スフォルナトゥット・クラシック コンベクションオーブン
イタリアの「デロンギ」製の人気のコンベクションオーブンです。右側に付いている3つのつまみを操作するだけの簡単操作で、コンベクション・グリル・スローベイクの4種類の調理が可能です。
日本製のものは1200W止まりのものが多い中、火力も1400Wと高めになっています。ピザ作りなど短時間で高温が必要な調理に向いたコンベクションオーブンとなっています。
siroca ノンフライオーブンSCO501
シンプルな操作でコンベクション・オーブン・グリル・スローベイクの4つの調理が可能です。
温度設定は100〜250度となっていますが、価格が1万円を切っているので、初めてのコンベクションオーブン選びには最適な機種です。
コンベクション機能により油を使わずに揚げ物ができるのが売りとなっています。その専用レシピ60種も付属していて、人気のコンベクションオーブンとなっています。
庫内の高さが低いのがネックですが、おかし作りなどしない方や初めてのコンベクションオーブン選びの方にはコストパフォーマンスが良い商品です。
デロンギ ミニコンベクションオーブン EO-420
おしゃれなデザインと、業務用に負けなくらいの性能を備えたコンベクションオーブンです。
オイルプレートやピザストーンも付属し、少人数分の調理をしたいなら十分な機能です。
オーブン調理とスローベイク調理はできないので、料理上手な人向けのコンベクションオーブンです。
タイガー コンベクション オーブン
遠赤熱風でムラなくこんがり 熱風コンベクション。ヒーターから発する熱を庫内全体に循環させ、加熱ムラを抑えます。
直径25cm(10インチ)のピザが丸ごと焼けるワイド&ビック庫内。
オートメニューが7つ、無段階温度調節(80~250度。
まっすぐ開くスライド焼きアミでスチーム機能はついていません。
家庭用コンベクションオーブンのおすすめ5選のまとめ
いかがでしたでしょうか?
【元料理長が教える】家庭用コンベクションオーブンのおすすめ5選をご紹介しました。
どんな料理を頻繁に作るかによって、優先する機能が変わってきます。
肉料理なのか?魚料理なのか?お菓子やパン作りなのか?
それによって、選び方のポイントも変わってきますね。
では、もう一度家庭用コンベクションオーブンの選び方のポイント3つを復習しましょう!
選び方のポイント1:サイズ
選び方のポイント2:機能
選び方のポイント3:デザイン
もし、ご家庭のオーブンの買い替えや新規購入を検討している方は参考にして選んでみてくださね。