コーヒーチェーン店が根強い人気を誇る昨今、飲食店やオフィス、家庭内においてもオリジナルなコーヒータイムを楽しむ人が増えてきました。
中でもエスプレッソは香り、コクを楽しむコアなファン層を中心に根強い人気を誇っています。
そこで今回は、飲食店の厨房機器としても需要の高いエスプレッソマシンを取り上げ、基本的な項目から見ていくことにしましょう。
今さら聞けない、エスプレッソマシンってどんな機械?
一般的なドリップ式コーヒーは、焙煎して挽いた豆にお湯を注ぎ、ゆっくりと時間をかけてコーヒーの成分を染み出させます。
それに対し、エスプレッソはエスプレッソマシンによって豆に圧力をかけ、一気に成分を抽出させて出来るものです。
エスプレッソとは、イタリア語で「急行」を意味する単語から来ているのですね。
エスプレッソコーヒーは何といっても、コクや香り、濃密さが持ち味となります。
このマシンには比較的安価な家庭用と、相対的に高価格な業務用があります。
その違いは、多くが「連続抽出回数」と「味の深みや旨味」にあるようです。
マシンを選ぶ際は、使用頻度や品質、用途など、あらゆる場面を想定して決定する必要があります。
家庭用マシンでも、カフェ風の美味しい一杯が入れられる!
家庭用マシンは、自宅やオフィスの一室に置きやすいサイズ感で、お手軽なカフェの再現にはピッタリ!
勤務時間の休憩中など、エスプレッソマシンの周りが談話の場になることも多いようです。
エスプレッソから派生したコーヒーの種類としては、スチーマーで泡立てた牛乳を加えたカフェラテやカプチーノがあります。
マシンによってはエスプレッソだけでなく、カフェラテやカプチーノまで作ることができたりと用途は様々です。
また、エスプレッソマシンには全自動モデルとセミオートモデルがあります。
全自動マシンであれば、豆を挽く段階からエスプレッソを抽出するまでの工程を機械におまかせすることがきます。
一方のセミオートは、ミルで粉を砕くなどの手作業が発生します。
価格はだいたい一万円以下~数万円までが主流ですが、全自動マシンともなると10万円を超える高級機種にグレードアップ。
ただ全般に、コーヒー専門店で提供されるコーヒーほどの深いコクは出にくく、連続抽出回数も少ないことがマイナスポイントとなります。
コーヒーの抽出回数や頻度が高くなる場合、あるいは品質を重視されるなら業務用マシンがおすすめです。
業務用マシンの価格と性能は、青天井?!
飲食店では、厨房機器の1つとしてなるべく業務用のエスプレッソマシンを導入したいところです。
喫茶店においては、なくてはならない必需品でしょうか。
ただし、規模が小さめの店舗の場合は、家庭用マシンでコーヒーを提供しているパターンも少なくないようです。
何しろ業務用マシンは価格が数十万~数百万と幅広く、品質にこだわるほどに深みのあるエスプレッソが出来上がります。
コーヒー専門店の場合はエスプレッソ一つの品質が店舗全体の評価にも繋がっていくため、なるべく上位クラスのマシンを用意したいですね。
高級機種ともなると、コーヒーを抽出する能力からしても大きな差が生まれます。
もう一つの大きな特徴としては、エスプレッソの連続抽出回数が家庭用マシンに比べて格段に上がることです。
そのため、店舗面積の広い人気店でも業務が滞らず強い味方になってくれます。
マシンの使用頻度が高いレストランなどでも、何回も連続して抽出できるためスムーズな流れ作業を実現しながら、お店の回転率を上げることができます。
エスプレッソマシンの基本的な使い方はこちら!
美味しいエスプレッソを作る上では、大事なポイントが3つあります。
それは次の3つです。
この3つのポイントに注意しながら、何度も確認したり味見したりすることで独自の味が生まれてきます。
マシンの使い方としてはまずはミルやグラインダーで豆を極細に挽き、ポーターフィルターに挽いた粉を詰めていく「ドーシング」という手順を踏みます。
エスプレッソは豆を極細に挽くことが前提となるため、コーヒー豆の鮮度に注意しながらも、しっかりと強めに砕くことが肝心です。
その後は、粉を均一にならすために「レベリング」をし、続いて粉を押し固めるための「タンピング」作業を行います。
粉を固める理由としては、最終的にお湯をかけて抽出する際、受け手である粉にも一定の圧力を持たせておくためです。
そして、ポーターフィルターをマシンにセットする前には一度湯通しして、あらかじめ抽出口を綺麗な状態にしておきます。
それと同時に、抽出口が温まった状態にしておきます。
以上の作業を終えてから、エスプレッソを抽出するのが一般的な方法です。
おいしいコーヒーに仕上がるまで、何度もやり方を工夫してみて下さい
エスプレッソマシンのおさらいとまとめ!
エスプレッソマシンとは、豆に圧力をかけて一気に抽出するためのコーヒーメーカーのことです。
濃厚なコクと芳醇な香りが出ることが何よりの特徴で、マシンは家庭用と業務用に分かれています。
オリジナルなエスプレッソを補佐的に楽しみたいなら家庭用、本格的な味にこだわる飲食店や専門店であれば業務用がおすすめです。
豊かな毎日を実現させるためにも、エスプレッソマシンで作るオリジナルなコーヒーライフを楽しみたいですね。