「業務用冷蔵庫の電気代ってどうやって計算するの?」
「1年間の電気代っていくらくらいになるの?」
そんな飲食店様のお悩みを解消します。
冷蔵庫の扉の開け閉めが多いと冷蔵庫内の冷気が逃げてしまい、電気代がより多くかかってしまいます。
あなたは業務用の冷蔵庫の電気代を正確に把握していますか?
飲食店全体の電気代は把握していると思います。
なぜなら支払いがあるからです笑
しかし、その中で業務用の冷蔵庫がどれだけの割合を占めているのかあなたは知っていますか?
今回は業務用の冷蔵庫の電気代の計算方法をご紹介します。
今すぐに、必要はないかもしれませんが、買い換える時や、店舗展開するときにはぜひ参考にしてみてください!
業務用冷蔵庫の電気代の計算方法
業務用の冷蔵庫の電気代はカタログなどに掲載されている
年間消費電力
から計算することができます。
年間の電気代=年間消費電力×契約している電気料金の1kWhあたりの電力量単価
で計算することができます。
では、実際にホシザキの冷凍冷蔵庫HRF-90ATを例に見てみましょう。
(写真は公式HPより)
確認してみると、年間消費電力は1100kWh/年となっています。
これを先ほどの公式に当てはめてみます。
契約している電力量単価が25.91円だった場合、
1100kWh×25.91円=年間の電気代は28,501円となります。
これを12ヶ月で割ると、1か月あたり2375円となります。
この電気代の算出方法は、使用頻度や住んでいる環境によって多少の誤差は出てきます。
年間消費電力とは?
先ほどから出てくる年間消費電力とは一体なんなのでしょう?
普通の生活をしていてもあまり聞くことのない言葉だと思います。
皆さんも必ず電気を使って生活をしているはずですが、聞いたことありますか?
この言葉を。
年間消費電力
実はこの「年間消費電力」というのはJISの測定方法で計算されていて、周囲温度や周囲湿度、庫内温度、扉の開閉回数、1kWhあたりの電力量単価などの条件を同じに、値を算出しているため必ずしも同じ条件とは言えません。
しかし、購入するときの電気代の比較として使用するには十分ではないでしょうか?
コンセントの形状
業務用冷蔵庫の電気代を考える上どもう一つ重要なことがあります。
それがコンセントの形状です。
大きく分けると以下のように分けられます。
- 単相100v
- 三相200v
どんな特徴があるのかをご解説します。
単相100v
いわゆる普通のコンセントの形状です。
家庭にもあるように2本の長方形を差し込む形をしています。
単相100vの業務用冷蔵庫は小型や中型のものが多く、比較的容量が少ないものは単相100vのコンセントになっています。
三相200v
三相とは3系統で電流や電圧が組み合わさり、単相よりも電動機への負担が少ないため電気代がかからない特徴があります。
そのため、長い目で見ると単相のものより三相の業務用冷蔵庫の方が安く済む場合があります。
しかしながら、三相200vにするには専用のコンセントが必要になります。
新規オープンで追加できる場合は構いませんが、既存の店舗に三相200vのコンセントがない場合、工事をしなければなりません。
業務用冷蔵庫の電気代の算出方法のまとめ
いかがでしたでしょうか?
業務用冷蔵庫の電気代の計算方法のポイントは年間消費電力でしたね!
これであなたのお店の業務用の冷蔵庫が1ヶ月の電気代の何割を占めているか計算できますね!
高いのは空調ではなく冷蔵庫かもしれません。
ぜひこの記事を参考に節電を心がけてみてくださいね!
業務用冷蔵庫の耐用年数についてはこちら
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