タンク式エスプレッソマシン

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タンク式のエスプレッソマシンとは?業務用での使用は可能?選び方は?給水方法は?

「タンク式のエスプレッソマシンってどうやって使うの?」

「業務用として使えるの?」

「失敗しない選び方を教えて欲しい」

 

そんなお悩みを解消します。

 

カフェを開く場合はもちろん、それ以外の飲食店を開く場合でもエスプレッソコーヒーをお客様に提供するのであれば、業務用のエスプレッソマシンの設置について検討する必要があります。

 

店の形態や規模によっては家庭用で対応することは困難です。

 

今回は、エスプレッソマシンの種類や家庭用と業務用の違いなどについてご解説します。

 

エスプレッソコーヒーの定義とエスプレッソマシンの役割

 

「エスプレッソコーヒー」はコーヒーの種類の一つです。

 

珈琲豆を挽いた粉末に湯を通して成分を抽出する飲み物であるという点では一般的なドリップコーヒーもエスプレッソコーヒーも同じです。

 

しかし、エスプレッソコーヒーは専用の機器を使って抽出する必要があり、その機器が「エスプレッソマシン」と呼ばれます。

 

エスプレッソコーヒーは、7~8グラムの深煎り極細挽きのコーヒー豆を使用して2030cc20秒ほどで抽出するという定義があります。

 

高温で高圧の熱湯を使い一般的なコーヒーに比べると短時間で抽出するもので、量はやや少なめです。

 

濃厚なエスプレッソコーヒーを抽出するには粉を瞬時に押し固める圧力が必要です。

 

豆に高圧力をかけるという作業を実現するためにエスプレッソマシンは開発されました。

 

エスプレッソマシンには、ポンプが搭載されています。

ポンプの作用によって豆に高い圧力をかけるのです。

 

エスプレッソマシンの給水方法は二種類ある

タンク式エスプレッソマシン1

近年は一口にエスプレッソマシンと言っても様々なものが販売されているので、あなたが働いている飲食店の形態やこれから開業する予定の飲食店に合わせて適切なものを選ぶことが重要です。

 

エスプレッソマシンの給水方法に注目してみましょう。

 

エスプレッソマシンの給水方法には2種類あります。

  • タンク式
  • 水道直結式

 

タンク式のエスプレッソマシン

タンク式は、自らの手で水の補充を行うタイプです。

家庭用として販売されているエスプレッソマシンの多くがこのタンク式です。

 

タンク式の大きなメリットの一つが設置が簡単であるということです。

タンク式は家庭用のコンセントにつなげばすぐに使用できます。

 

給水に手間はかかりますが、コーヒーの需要や店の規模によってはタンク式で充分という場合もあります。

 

また、マシンの持ち運びも難しくないので移動販売にも適しています。

 

水道直結式

 

業務用でよく見られる水道直結式の場合、マシンを購入して届いたらすぐに使えるわけではなく、専門の水道工事業者に依頼して水道工事を実施しマシンを使える状態にする必要があります。

 

浄水器を取りつける必要があるのでマシンの購入代に加えて設置費などが初期費用としてかかってしまいます。

 

業務用のエスプレッソマシンは家庭用と何が違う?

業務用のエスプレッソマシンは家庭用と何が違う?

家庭用も業務用もエスプレッソの抽出を行うマシンであるという点では同じですが、業務用には家庭用にはない性能が豊富にあります。

 

その一つが連続抽出という性能です。

 

家庭用のエスプレッソマシンのポンプは、多くのコーヒーを短時間で作ることを想定していないのでサイズも小さく、ポンプの持久性も低いです。

 

そのため、連続して抽出するという作業ができません。

 

連続で作ることができないと、お客様を待たせてしまうことになります。

店の規模が小さくてもコーヒーを店舗で出すのであれば業務用は必須と言えるでしょう。

 

味にも差が出ます。

業務用のエスプレッソマシンは家庭用には出せない力でコーヒー豆から濃厚な成分を抽出することができます。

 

ミルクを泡立てる力も強いです。

エスプレッソを作る量の問題だけでなく、飲食店の場合は味にもこだわりを持つ必要があります。

 

使用する食材だけでなく厨房機器も妥協しないようにしましょう。

 

業務用タンク式エスプレッソマシンはどのように選べばいい?

エスプレッソマシンタンク式

業務用エスプレッソマシンも、その大きさや機能は様々です。

 

値段にも差があります。

自分の店に適したものを選ぶようにしましょう。

 

業務用として販売されているエスプレッソマシンの値段は、30100万円程度のものが多いです。

 

100万円を大きく超えるものもありますが、個人経営の飲食店であれば100万円までが相場と言えます。

 

機器によって異なりますが、おおよそ80100杯ほどは一日に提供することが可能になります。

 

エスプレッソコーヒーに力を入れたいと考えているのあれば、100万円を超える上級クラスのエスプレッソマシンを購入することも検討した方がよいでしょう。

 

  • ラ・ノバエラ社
  • ボスコ社
  • チンバリ社

 

などエスプレッソコーヒーの本場、イタリアのメーカーが手掛けるエスプレッソマシンを使用すると、コーヒーに強いこだわりを持つお客様にも納得してもらえるエスプレッソをつくることも可能になるでしょう。

 

150250万円程度のエスプレッソマシンがコーヒーに力を入れるお店では好んで使われています。

 

インターネットでは20万円程度のエスプレッソマシンが「業務用」として販売されていることがありますが、実際は業務用と呼ぶには不充分であるものも多いです。

 

業務用のエスプレッソマシンを専門に取り扱っている信頼できるお店やサイトを利用してマシンは選ぶようにしましょう。

 

タンク式と水道式を切り替えられる業務用エスプレッソマシンもある

まとめ

家庭用に多いタンク式ですが、業務用としてつくられたタンク式のエスプレッソマシンも存在します。

 

大型のマシンは必要ないが家庭用では不充分だという場合、手軽なタンク式の業務用エスプレッソマシンを探してみてはいかがでしょうか。

 

また近年は、水道直結式とタンク式を切り替えられるエスプレッソマシンも販売されています。

 

店舗だけでなくイベントなどでの出店も考えているのであればこちらもおすすめです。

 

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