「海外修行ってした方が良いの?」
「何が得られる?」
そんな悩みにお答えします。
本記事では洋食(フレンチ・イタリアン)の料理人向けに書いています。
和食の板前の方の参考にはなりません。
料理人として働いているなら1度は考える海外修行。
しかし、知らない土地で知り合いもいないと悩んでしまいがち。
そんなあなたには是非読んで頂きたいです。
海外修行が本当に必要なのか?
どんな物なのか気になる方はぜひ最後までお読みください。
料理人は海外修行する必要があるのか?
フレンチレストランやイタリアンレストランで仕事をしている20代の料理人なら考えた事があるのでは無いでしょうか?
本場の国に行って修行するべきか?
結論から言いましょう。
絶対に海外修行をした方が良いです。
なぜなら、たくさんのメリットがあるからです。
人との出会いもありますじ、異国の文化を知る事にもなります。
何より現地で暮らすというのは、旅行とはまた違った角度からその国を見る事が出来ます。
次のトピックでは海外修行のデメリット・メリットについて掘り下げて行きます。
海外修行の3つのデメリット
料理人が海外修行するメリットとデメリットについて僕の経験からご紹介します。
海外修行するデメリットは無いような物です。
ここで紹介するデメリットは、どちらかといえば新しい事を始めるデメリットに近いかもです。
初期費用が掛かる
海外修行するにはお金がかかります。
ワーキングホリデーにしろ、単独留学にしろ初期費用がかかります。
別の記事でも解説していますが、具体的な金額は100万円です。
最低でもこれくらいの初期費用が無いと、すぐに帰国することになってしまいます。
新しい場所で暮らすのには住む場所や身の回りの道具を揃える必要があります。
ヨーロッパの場合は家具付きの物件の場合が多いので、家賃と生活必需品を揃えます。
あとは、仕事が見つかるまでの生活費で必要になります。
慣れるまでしんどい
海外修行は慣れるまでしんどいです。
慣れない事が多すぎて、何事にも時間が掛かるし相手に意見が通じないからです。
切符や定期券を購入するにも、現地の言葉で書いてあるのでそれを翻訳するところから始めます。
そして、お金がないのでもっと安い方法は無いかと探します。
また翻訳します。
そしてやっと購入。
そんな事の繰り返しです。
地下鉄に乗る切符ですら、そうなるので物事を決めるには時間がかかります。
旅行で訪れるなら、多少の割高でも日程が決まっているので支払ってしまいます。
しかし、生活するとなると何回も利用するので最安値を調べるので慣れるまではしんどいです。
浦島太郎になる
海外修行から帰国すると、浦島太郎になります。
どういう事かというと、日本は全く別の国に感じるほど流行りや情報についていけないです。
海外で生活していると、どうしても日本の情報は入りにくくなってしまいます。
大きなニュースは現地でも報道されますが、芸能関係の情報などはあまり入って来ません。
僕の時は2007年にスペインに約半年間修行していただけで、日本に帰国したら「小島よしお」が大ブームになっていてびっくりしました。
何が面白いかもよく分からず、ただただ茫然とするだけでした。
2020年の現在ではインターネットも発達して、そこまでの情報が入らないということも無いですが流行りにはついていけなくなります。
海外修行の5つのメリット
続いてはメリットです。
正直メリットは多いです。
いらないものを捨てられる
海外で修行すると不必要なものが捨てられるようになります。
海外修行は勉強する事が目的です。
何をするにも、目的に必要かどうかを考え行動するようになります。
余計な物は購入しないし、要らなくなった物は捨てる事が習慣になります。
休みの日にYouTubeを見る時間も減ります。
YouTubeを見るより、モンサンミッシェルをみに行った方が遥かに価値があるからです。
価値観の近い人に出会える
海外修行をすると、価値観の近い人に出会えます。
目的が一緒で同じ時期に同じ地域で修行しているというだけで、価値観がかなり近いといえます。
海外での生活というのも相まって、同じ日本人なら仲良くなる事が可能です。
目的は友達作りでは無いかもしれませんが、友人がいるというのはトラブルが起きた時など支えてくれるので作っておいた方が良いです。
語学が覚えられる
海外修行で語学が覚えられます。
海外で生活するので、最低限必要な言葉は覚える事ができます。
料理人の場合は言葉が話せなくても、そこまで仕事に支障はありません。
しかし、高い給料を得るためには初めから語学力があった方が良いです。
仕事が探しやすい
海外修行をして帰国した後に日本での仕事が探しやすいです。
飲食業界は常に人手不足なので仕事に困るということはありませんが、より条件の良いレストランで働く事ができます。
僕はずっと街場のレストランで働いていましたが、ホテルの部門シェフに中途入社する事ができました。
経験が得られる
海外修行の最大のメリットは経験です。
上記であげたメリット、デメリットを経験する事でこのようにブログにも出来ます。
自己紹介にすることも出来ます。
海外修行の経験が他の人との差別化になります。
経験は知識と同じように誰にも奪われる事がありません。
そして、全く同じ経験をしている人はいません。
それがあなたの個性になり武器となります。
料理人は海外修行する必要性のまとめ
20代の料理人は海外修行する必要があるのか?についてご紹介しました。
海外修行をした方が良いです。
デメリットよりもメリットの方が多いので、料理人は海外修行が必要です。
ただし、1つ忠告しておきます。
海外修行したから料理が上手くなるかと言えば、そうとも限りません。
勉強して努力して継続しないと料理は上手になりません。
料理上手だけを目指すなら、海外修行は必須ではありません。
料理人として仕事をするなら、そこまでのストーリーを語るにも海外修行は良いスパイスになります。
ですので、料理人に修行は必要です!
海外修行の費用が足りないと言う方は以下の記事をご覧ください。
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