- スタバのようなクリームのフラペチーノを家庭でも作りたい。
- 飲食店を開業するからエスプーマは絶対に導入したい。
- 料理教室で生徒さんにデモンストレーションするのにエスプーマを使いたい。
などなど、エスプーマを購入する人は増えています。
購入する人が増えていると言うことは市場が大きくなります。
市場が大きくなると儲かると思い色々な企業が参入していきます。
そうなると同じような商品が出回ります。
価格競争が起きる事で安く購入できるようになるのは嬉しいですが、粗悪品や偽物に当たってしまう事もあります。
15年ほど前の2004年では選べるエスプーマディスペンサーと言うのは1つか2つしかありませんでした。
2005年にエスプーマアドバンスが開発されてから今日に到るまで、同じような商品がインターネットでは見かけるようになりました。
どれがどのガスを使えるのか?どのガスが使えないのか?
と言うのが複雑になってきてしまいました。
と言うのもエスプーマのディスペンサーと言うのはどのメーカーも同じような外見をしているからです。
外見が似ているので、「どのディスペンサーを使えば、どのガスを使えるの?」 と言う悩みを抱えている方も多いと思います。
そこで今回は、どのエスプーマディスペンサーはどのガスが使えるのかをご説明いたします。
今、どのエスプーマディスペンサーを購入しようか悩んでいる方は是非、最後までお読みください。
エスプーマのディスペンサーはどう選べば失敗しないのか?
エスプーマのディスペンサー選びの最大の失敗とは何でしょうか?
それは使いたいガスが使えないと言う事です。
どんなに安く購入できても使いたいガスが使えなかったら、そのエスプーマディスペンサーは役立たずのただのゴミになってしまいます。
エスプーマディスペンサー選びを失敗しない為にはまずどのガスを使いたいかを決める必要があります。
そのガスの種類を決めた上で、どのディスペンサーにしようかと悩むのが失敗しない選び方です。
ガスの選び方については下記の記事をご覧ください!
ガスは2種類?
使うがすが決まったら、ディスペンサーを選びます。
エスプーマ選びで悩んでいた方はぜひ参考にしてみてください。
エスプーマのディスペンサーのまとめ8選
エスプーマが作れるディスペンサーにはどんなものがあるのか8つをご紹介します。
しかし、結論から先に言ってしまうと、
選ぶべきディスペンサーはエスプーマ アドヴァンスです。
なぜなら、亜酸化窒素ガスで使えるディスペンサーがエスプーマ アドヴァンスだけだからです。
エスプーマアドヴァンスディスペンサー
エスプーマアドバンスは日本炭酸瓦斯株式会社が提供する正式なディスペンサーです。
食材に亜酸化窒素ガスを加え、泡のように仕上げ、ソースやデコレーションに使うことができます。
上手にエスプーマお泡を作るにはゼラチンなどの凝固剤を使い、食材の濃度を調整する必要があります。
エスプーマに使える専用の凝固剤については下記の記事をご覧ください。
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エスプーマに使える凝固剤のオススメとは?|経験者が語る凝固剤の変遷とは?
「このエスプーマ、シャバシャバじゃねーか!!」 「何やってんだ!!ちゃんとガス入れたのか!?」 とある飲食店で働いていた時に先輩から言われた言葉です。 そんな時、僕の拳はプルプルと震えていたが ...
こちらのディスペンサーはエスプーマアドバンス専用のディスペンサーとなっているので、炭酸ガスのカートリッジを使用したりすることはできません。
また、食品添加物の亜酸化窒素ガスのボンベは別で購入しなければなりません。
飲食店を経営していないと、取り扱うのは難しいです。
エスプーマスパークリングのディスペンサー
エスプーマスパークリングのディスペンサーは日本炭酸瓦斯株式会社が提供する正式なディスペンサーです。
専用の炭酸ガスカートリッジを使うことで、炭酸入りのエスプーマを作ることができます。
また、アルコールや食材に炭酸ガスを添加することで、発泡性のアルコールやシュワシュワと弾けるような食感を提供することができます。
専用のカートリッジ式の炭酸ガスを使うので、家庭でも簡単にエスプーマを楽しむことができます。
炭酸入りのエスプーマを作りたい、家庭で手軽にエスプーマを楽しみたい方はこちらのエスプーマスパークリングがおすすめです。
こちらのディスペンサーは炭酸ガス専用のディスペンサーなので、エスプーマアドバンスの亜酸化窒素ガスで使うことはできません。
Baskiss エスプーマディスペンサー
Baskiss エスプーマディスペンサーというものをご存知でしょうか?
そもそもBaskiss(バスキッス)という会社はどんな会社なのでしょうか?
Baskiss(バスキッス)は「Bask」と「Kiss」が合わせて生まれます。
「Bask」は「日なたぼっこする」「温まる」という意味で、「Kiss」は幸せを感じる単語だと思われています。
温かい太陽とキスをするととても幸せな気持ちになる事にちなんでBaskiss(バスキッス)の製品を使うと、幸せを感じることが出来る。 というのが会社の理念だそうです。
そんなBaskiss(バスキッス)のエスプーマディスペンサーの特徴ですが、ディスペンサーはステンレス製で作られていて、耐久性と耐摩耗性が非常に高く、長期間に渡って使用することができます。
内容量は500mlです。
使えるガスはカートリッジ式の亜酸化窒素ガスとなっているので、正直日本では使いづらいです。
というのも日本では、カートリッジ式の亜酸化窒素ガスというのはありません。
エスプーマアドバンス用のボンベ式のものしかありません。
炭酸ガスのカートリッジも使えるようですが、炭酸ガスのエスプーマ を作るならエスプーマ スパークリング用のディスペンサーが良いでしょう。
OUNONA エスプーマ スパークリング デザートツール 500ml
OUNONAというメーカーは聞いたことが無かったので少し調べて見たところ海外のメーカーのようです。
つまりは海外製のエスプーマ ディスペンサーということになります。
基本的な構造は一緒なようで、問題なく使えるようです。
ガスはエスプーマ アドバンスの亜酸化窒素ガスはは使えません。
日本炭酸瓦斯の10入りカートリッジは使えるようです。
炭酸ガスしか使えないので、自宅でちょっとスタバ気分を味わおうと生クリームを使ってフラペチーノを作ると、炭酸特有の味が生クリームについてしまいます。
ですので、価格が安いからと購入してもスタバのようなホイップクリームを作るのは難しいです。
クリームホイッパー ディスペンサー
こちらも海外の製品ですね。
真っ黒なアルミボディーのディスペンサーは厨房に置いて置いても、スタイリッシュさを演出してくれるアイテムになることは間違いありません。
しかしながら、海外製品のためエスプーマ アドバンスでの亜酸化窒素ガスは使えません。
また、日本炭酸ガスの炭酸ガスのカートリッジも使えないので、日本では使い勝手が悪いと言えるでしょう。
担当者の話によるとソーダスパークルから出ている瓦斯のカートリッジが使えるそうです。
クリームウィッパー
クリームウィッパーのディスペンサーは本体ボディがアルミ製で、ノズル部分は高品質なステンレス製をを装備しています。
500mlと1000mlの2サイズがあり、プロ仕様となっています。
全てのブランドの8gのクリームチャージャーと互換性があります。
モザ、ICO、Best Whip、isiなどを含みます。
しかしながら、使えるガスの種類はN2O。
つまり、亜酸化窒素ガスです。炭酸ガスかカートリッジは使用できません。
以下のカートリッジなら使えるかもしれません。
18-8デラックス ソーダサイフォン
デラックスソーダサイフォンの本体は18-8のステンレス製で、重さは1.32kgです。
こちらのソーダサイフォンも日本炭酸瓦斯のもので、カートリッジ式の炭酸ガスが使えます。
エスプーマ スパークリングと同じカートリッジが使えるので、新たに買い足す必要がありません。
美味しい炭酸水を作るコツは水が冷たいことと、よく、混ぜることです。
ですので、炭酸水を作るときは水をしっかりと冷やしておき、サイフォンに入れて炭酸ガスを注入してから、しばらく置いて置くと美味しい炭酸水が作れます。
目安としては一晩寝かすと良いでしょう。
ソーダサイフォン12角
こちらのソーダサイフォンは主に家庭用で、炭酸水を作る場合に向いています。
夜の晩酌にハイボールや焼酎、ウィスキーなどを作るときに大活躍します。
ソーダ水の作り方はディスペンサーに定量の水を入れ、カートリッジをセットします。
炭酸ガスを注入して、ディスペンサー本体をしっかりと上下に振ります。
カートリッジを外し、キャップを付け替えて、レバーを押せば美味しい炭酸水がノズルから出てきます。
こちらのディスペンサーも亜酸化窒素ガスは使えません。使えるののは専用の炭酸ガスのカートリッジのみです。
そのカートリッジの名称は「ソーダサイフォン12角用 カートリッジチャージャー」です。
エスプーマアドバンス一択です
エスプーマのディスペンサーはどう選べば失敗しないのか?について説明いたしました。
ディスペンサーの種類が増えている事に加え、インターネットの発達により、海外製品も簡単に買えるようになった事で、選択肢が増えて複雑になってしまったと言う面もありますね。
日本国内で事業として長期間使う場合であれば、エスプーマアドバンス一択です。
海外製のエスプーマは正直危険です。
個人輸入で日本に入ってきているものもあるので、日本の食品衛生法では使えないと言う場合もあります。
つまり、事故が起きてもなんの保証もありません。
下手したら、法律違反していましたね。
と言うことにもなりかねません。
個人的に楽しむと言う場合は、海外からの販売でガスも輸入して購入して楽しむのも良いですが、飲食店で使うとなれば、エスプーマアドヴァンスです。
まずは用途を決めて、ガスの種類を決めて購入するのが失敗しない選び方です。
エスプーマに関する記事は下記にまとめています。