TOSEI真空包装機HVP-382ホットパックの吹きこぼれの原因と対策を解説!!

「真空パックする時には中身が吹きこぼれてしまう・・・。」

「吹きこぼれの原因は何?」

「どうすれば吹きこぼれないで真空できるの?」

 

そんな悩みを解決します。

 

この記事は真空包装機大手のTOSEI株式会社の正規販売店である、株式会社ナカイヤによって書かれています。

 

ここでは以下の4つの事について書いています。

  1. TOSEI真空包装機HVP-382 ホットパックの使い方とは?
  2. ホットパックコースで中身がこぼれてしまう原因と対策とは?
  3. TOSEI真空包装機 ホットパックの使用上の注意とは?
  4. 真空包装機HVP-382 ホットパックの吹きこぼれ対策のまとめ

順番に解説します。

 

こちらの記事を最後までお読み頂ければ、真空パックする時に吹きこぼれの失敗を未然に防ぐ事が出来ます。

 

そして食材や時間を無駄にすることはありません。

 

TOSEI真空包装機HVP-382 ホットパックの使い方とは?

温かいものを冷まさずに真空パックできるTOSEI真空包装機HVP-382は忙しい飲食店に向けて作られた製品ではないでしょうか?

 

冷ましてから真空するという工程の冷ますという部分を省略できる事で、人件費や労働時間の削減が可能になりました。

 

そんなTOSEIの真空包装機ホットパックの使い方を解説します。

 

TOSEI真空包装機HVP-382 ホットパックの基本的な使い方の3つの手順

まずは、TOSEIの真空包装機の使い方の3つの手順を解説します。

 

手順としては以下の3つになります。

  • 包装する物をセットする
  • チャンバーの蓋をしめる
  • 真空具合を確認する

順番に解説します。

 

すでに利用されている方も復習の意味をこめて、流し読みしていただけると幸いです。

 

包装する物をセットする

真空包装袋に入れた食材などをチャンバー室に入れて、袋の口はヒーターブロックの上にセットします。

 

この時に気をつけなければいけないのが、真空するものが液体の場合は「液量MAX」ラインを超えないようにセットします。

 

また袋内の余分な空気は、出来るだけ取り除いてセットするようにしてください。

 

チャンバーの蓋をしめる

袋がセットできたら、コースを選択してチャンバーの蓋を閉じます

そうすると自動的に真空包装が始まります。

 

パネルも運転モードに変更し、画面が切り替わります。

真空度のメーターや、残り時間などをパネルで各員する事ができます。

 

真空停止ボタンやジャンプボタンを押す事で、真空パック途中でも中断や工程を飛ばす事ができます。

 

真空具合を確認する

真空パックが終了すると、終了音がなり、チャンバーが開きます。

袋の口を確認し、しっかりと真空できているかを確認します。

 

真空袋にギリギリまで液体を入れたり、生クリームのような空気を多く含む食材の場合、内容物が溢れる可能性があります。

 

もしも、内容物がこぼれてしまった場合はすぐに掃除をするようにしましょう。

時間が経つと汚れが落ちにくくなってしまいます。

 

真空包装が終わったら電源を切り、チャンバーの蓋を閉め、ロックレバーでロックしてください。

ポンプ保護の為に10分間ポンプを運転するとより長持ちさせる事ができます。

 

冷たいものを真空する

少し深掘りして、更に詳しい真空の手順を解説していきます。

 

こちらは冷たい食材を真空する時の手順です。

手順は3つです。

  1. コース選択
  2. コースの確定
  3. 蓋を閉めて真空

まずは、コースを選択します。

 

弱・中・強と真空具合を調整出来るボタンがあらかじめ設定されているので、希望の真空具合のボタンを選択します。

 

弱・中・強のコースをそれぞれの真空パックにかかる時間が表示されます。

各コースの真空時間は<修正ボタン>を使用する事で任意で変える事ができます。

 

真空時間(秒)と真空度合(%)をシール時間を設定する事ができます。

また、あらかじめ準備されている35種類のアイコンからボタンを選ぶ事ができます。

 

絵柄でアイコンが表示されるので視覚的にもわかり易くなっています。

吹きこぼれ防止機能というボタンを利用すると、真空開放と真空引きを行う回数を設定する事ができます。

 

温かいものを真空する

この真空包装機最大の特徴である温かいものをそのまま真空包装する方法を解説します。

 

基本的な流れは冷たいものを真空する時と変わりません。

  1. ホットパックを選択する
  2. コース選択
  3. コースの確定
  4. 蓋を閉めて真空

まずは、最初の画面でホットパックを選択します。

 

そこからコースを選択します。

 

あらかじめ、液体・個体・脱気などのプログラムが設定されているので、その中から選びます。

 

コースを選択すると、待機画面に進みます。

そこで温度の状況が表示されます。

 

ホットパックコースを使用する時の推奨温度帯というのがあります。

その温度帯というのは60〜95度となっています。

 

ですので、95度を超えるものを真空しようとした場合には、「高温!少し冷ましてください」という警告文が表示されます。

 

その場合は運転できないので、「高温!少し冷ましてください」という警告文が表示された時は95度未満まで冷ましてから真空してください。

 

逆に温度が低すぎる場合はどうでしょうか?

温度が低いときは「低温!通常の真空パックを使用」という警告文が表示されます。

 

真空したいものが10度以下の場合はこの警告文が表示されます。

 

もし、この「低温!通常の真空パックを使用」の警告文が表示された場合は、ホットパックコースではなく、通常の冷たいものを真空するコースに切り替えて真空してください。

 

コースの設定値を変更する

温かいものを真空パックするときでも、各コースの設定値を変更する事ができます。

これは冷たいもののコースを変更する時と同様に<修正ボタン>を押して変更します。

 

設定する項目は以下の7つです。

  • 真空の秒数
  • 吹きこぼれ防止の秒数
  • シール時間
  • シールの冷却時間
  • アイコン
  • 脱気工程
  • 真空圧力

よく真空する物に合わせてカスタマイズする事ができます。

 

そうする事でより一層吹きこぼれの心配が無くなります。

温かいまま真空出来るので、冷ます時間の短縮にもなります。

 

ホットパックコースで中身がこぼれてしまう原因と対策とは?

真空包装機を使う上で誰もが経験した事がある失敗。

それが吹きこぼれです。

 

ここではそんな吹きこぼれの失敗の原因と対策について解説します。

 

吹きこぼれの原因は以下の2つです。

  1. 真空する食材の温度が高温
  2. 袋に対しての容量が多すぎる

順番に解説します。

 

この部分に注意してもらえれば、真空パックする時に吹きこぼれる失敗を防ぐ事出来ます。

 

真空する食材の温度が高温

真空する食材が高温すぎると中身が吹きこぼれます。

 

この吹きこぼれを防ぐためにコース設定で、「吹きこぼれ防止秒数」を長く設定すると空気が残り易くなります。

 

これが、ホットパック最大の特徴です。

脱泡工程回数を増やすと気泡は残りにくくなりますが、時間が長くなるというデメリットがあります。

 

また、一番多い失敗である真空の中盤で吹きこぼれる場合の対処法は、空気を多く含むため減圧時に吹きこぼれた可能性があります。

 

これの対処法もコース設定で「吹きこぼれ防止秒数」を長めに設定する事で改善する事ができます。

 

袋に対しての容量が多すぎる

よくある失敗例として、作動後すぐに吹きこぼれるという場合があります。

 

これは袋の容量に対して、内容量を入れすぎているからです。

なので、袋を変えて内容量を調整しましょう。

 

TOSEI真空包装機 ホットパックの使用上の注意とは?

ホットパック機能がついた真空包装機は普通の真空包装機と使用上の注意点は同じなのでしょうか?

 

そんな疑問を解決します。

ここでは以下の事について書いています。

  1. 日常点検
  2. 定期点検・メンテナンス

ホットパックの機能がついたぶん複雑な回路になっているので、長く安全に使うためには定期的なメンテナンスなどをしっかりと行う必要があります。

 

日常点検

毎日、真空包装機を使う上でその日の最後に点検をする事で、故障や破損をいち早く見つけ、修理をする事ができます。

 

そのために日常点検で何をチェックすれば良いでしょうか?

毎日これだけは点検するもをご紹介します。

 

電源プラグ

コードの緩みや、抜けかかり、折れ曲がっていないかを確認してください。

 

ヒーター部の確認

ヒーターの部分に汚れがついたままになってないか?絶縁布のコゲがないかを確認します。

 

パッキン周辺

上下のチャンバーの合わせ面に、汚れや、傷や凹みなどがないか確認します。

 

チャンバー内の汚れ

チャンバーないが汚れていないかを確認します。

特に吹きこぼれてしまった日には入念にチェックする必要があります。

 

汚れが残っていると衛生的にもよくありません。

 

オイルの汚れ

まずはオイルの量が適量かを確認します。

半分よりやや上くらいのオイル量が理想です。

 

オイルの汚れもチェックします。

変色したり、白濁していないかを確認します。

 

定期点検・メンテナンス

毎日のチェックは必要ないけど、定期的に確認しなければならない事があります。

たったの2つなので忘れないようにしましょう。

 

オイル交換

オイル交換の目安は公式発表では、3ヶ月もしくはポンプ稼働時間500時間を超えた時点でオイルを交換してくださいとなっています。

 

ですので、3ヶ月に1回hオイル交換をするようにしてください。

 

エクゾーストフィルターの交換

こちらは15ヶ月での交換、もしくは次の症状が出た時に交換するべきだとされています。

 

  • カバーの排気部より煙状のオイルミストが出るようになった場合
  • 真空度が上がらない場合(真空時間が長くなった)

 

このような症状が出た時は15ヶ月立たなくてもエクゾーストフィルターを交換しましょう。

 

真空包装機HVP-382 ホットパックの吹きこぼれ対策のまとめ

いかがでしたでしょうか?

TOSEI真空包装機HVP-382ホットパックの吹きこぼれの原因と対策を解説!!

 

当然のことながら温かいものだけでなく、冷たいものも真空できます。

 

ただし、熱すぎる物や冷た過ぎるものはホットパックコースでは真空できないので、少し冷ましたり、通常コースに変更する事が必要です。

 

食材や時間を無駄にしない為にも吹きこぼれの原因と対策についてもう一度確認しておきましょう。

 

吹きこぼれの原因は以下の2つですね。

  1. 真空する食材の温度が高温
  2. 袋に対しての容量が多すぎる

 

長く安全に使用するためには、毎日の日常点検と、定期的なオイル交換が必要ですのです。

 

オイル交換の費用もコストに入れて置かないと後々お金が足りないという事にもなりかねません。

 

ホットパックの購入を検討している方は、株式会社ナカイヤへご相談ください。

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