飲食店を新規開業するときに悩むことはたくさんあります。
そんな中の一つに加熱機器はガスにするかIHコンロにするかというものがあると思います。
ガスしか使ったことがない、IHしか使ったことがないという場合は迷わずに今まで使っていた方を選べば良いですが、どちらも使ったことがある人は悩むと思います。
ガスにはガスの良いところがありますし、IHにはIHの良いところがあるので非常に難しいですが、最終的にはコスパを考えて選ぶのが良いですね。
ここで言うコスパと言うのは本体代金だけではなく、それを購入することで得られるメリット全てを考える必要があります。
ランニングコストやスペースの問題、人件費や、水道光熱費を年間で考えたときにどちらを導入した方がお得か?と言うことです。
そこで今回はマルゼンのIHコンロについてご紹介します。
本記事を読んでコスパが良いかどうかを判断していただければ思います。
マルゼンのIHコンロの3つの特徴とは?
IHコンロを使うメリットは一体どんな所にあるのでしょうか?
ガス台やIHコンロというのは一度購入してしまうと故障しない限りは買い換えることはありません。
なので必然的に決まった道具しか使わなくなってしまいます。
転職をして新しい厨房に入らない限りは新しい厨房機器に出会うことはありません。
そんな中でマルゼンのIHコンロにはどんな特徴があるのでしょうか?
3つの特徴をご紹介します。
パワフルIHの熱効率はガスの約2倍
急いで調理をするときに鍋を火にかけてお湯がなかなかのわかないなぁという経験はありませんか?
IHコンロは鍋自体を発熱させるため、その熱効率はガスの約2倍となっています。
ですので、ガスコンロでお湯を沸かすよりIHコンロでお湯を沸かす方が2倍早く沸かすことができます。
つまり調理時間を短縮することができるということです。
調理時間の短縮は直接人件費にも影響するのでガスコンロをIHコンロに変更するだけでも、人件費の節約になります。
クリーン&エコノミーなIH
IHコンロとガスコンロの最大の違いはクリーン&エコだということです。
というのも、IHコンロは当然のことながら燃焼排気というものが出ません。
ガスコロンで調理を行う場合は、直火によって厨房内が暑くなってしまいます。
しかし、IHコンロでの調理では直火ではないので、燃焼排気によって厨房内の温度が上がることはなりません。
それにより、厨房内で使う冷房機器のランニングコストを下げることができますし、従業員のモチベーションを下げることもありません。
薄型で使いやすい
IHコンロの特徴で薄型だということが挙げられます。
薄型であることのメリットはどんなことがあるでしょうか?
注意ポイント
それは、高層ビルや地下の店舗などでは火力の制限があったりします。
そんな時はIHコンロを導入することで熱源を確保することができます。
また、すでに営業をしていて追加でIHコンロを導入したいという場合にも、薄型なら追加での導入がしやすいというメリットがあります。
マルゼンIHコンロの仕組みとは?
マルゼンのIHコンロの加熱の仕組みとはどのようになっているのでしょうか?
仕組みを知っているのと、知らないのでは使い方に大きな違いが出ます。
ですので、最低限のIHコンロの仕組みをご説明します。
コイルに高周波電流を流し、その磁力の中に鍋を置くと鍋底に無数のうず電流が発生します。
そのうず電流と鍋の抵抗により、熱が発生し、鍋自体が発熱します。
マルゼンのIHコンロは3種類のプレートから選べる
マルゼンのIHコンロでは3種類のプレートからお好みのプレートを選ぶことができます。
プレートというのは次の3つです。
ポイント
- 発光スケルトン
- 耐衝撃プレート
- 標準プレート
それぞれどのような特徴があるのかご説明します。
発光スケルトンプレートとは?
加熱スタート/ストップスイッチに連動してLEDが点灯や点滅します。
なので加熱中であることが一目でわかるのでとても安全です。
空のフライパンを置きっ放しにして、加熱のしすぎでフライパンから煙が立ち上がってしまうということも防止できます。
耐衝撃プレートとは?
衝撃に強い高強度の素材をトッププレートに採用することで、万が一調理中にフライパンや鍋を落としてしまっても破損しにくいです。
IHコンロというのも消耗品のような一面があります。
長く使っていると、加熱部分が削れてしまってザラザラになってしまったりします。
耐衝撃プレートではそんな悩みも解決することができます。
標準プレートとは?
標準プレートではトッププレートはセラミック製となっています。
ですので汚れも落ちやすく通常に使用する分には掃除もしやすく扱いやすい商品です。
マルゼンのIHコンロの使い方とは?
マルゼンのIHコンロではいくつかのシリーズがあるのでそれぞれの特徴や使い方を説明します。
IHコンロ単機能シリーズ
シンプルな単機能シリーズでもパワフルな火力でスピーディーに調理できます。
電源スイッチ・スタート/ストップボタン・出力設定ツマミのみで誰にでもわかりやすく簡単に操作することができます。
IHコンロ高機能シリーズ
高機能シリーズでは温度とタイマーを設定することができ、調理をマニュアル化することができます。
モード設定スイッチで「温度+タイマー」に設定することで、火加減の微妙なメニューをマニュアル化することでアルバイトでも簡単に調理を行うことが可能になりました。
また、皿加熱機能と言うものがあり、フライパンや小鍋などを設定時間通りに加熱することができ、その後自動で保温になるので、美味しさを逃さずに保つことができます。
IHレンジ
マルゼンのIHレンジではコンベクションを搭載したものもあります。
天板には段差がなくフルフラットで鍋の移動も簡単です。
ガスレンジでは五徳に引っかかり滑らかな移動ができないので、鍋をしっかりと持ち上げて別の五徳に移動しなければなりませんが、フルフラットなIHでは鍋を滑らせて移動できるので、無駄な力がいりません。
また、IHコンロコンベクションオーブンを一体化したことで設置面積は小さくてなり、厨房スペースが省エネできます。
作業動線もよくなり、仕事の効率化に繋がります。
マルゼンのIHコンロの特徴と使い方のまとめ
マルゼンのIHコンロの特徴と使い方についてご紹介しました。
ガスに比べて約2倍のスピードで加熱すると言うのは知らなかった人も多いのではないでしょうか?
また、IHコンロ単体での金額をみてしまうとどうしても高価なものだと思ってし舞いますが、長い目でみてランニングコストである、人件費や光熱費のことも考えて見るとそんなに高い買い物ではないのではないでしょうか?
電気料金と言うのも地域差や使用プランによって変わってくるので、一概にやすくなるとは言えませんが、IHコンロを検討して見ても良いのではないでしょうか?