「粉ゼラチンと板ゼラチンは何が違うの?」
「代用できるの?」
そんなお悩みを解決します。
料理やデザートをレシピ本を見ながら作っていると、レシピによって粉ゼラチン〇〇gと書いてあったり、板ゼラチン〇〇gと書いてあったりします。
粉ゼラチンなら家にあるけど、レシピには板ゼラチンって書いてある・・・。
そんな経験ありませんか?
同じゼラチンなんだから代用しても大丈夫だろうと思いつつも、少し不安な気持ちになりませんか?
そこで、今回は粉ゼラチンと板ゼラチンの違いについて解説します。
粉ゼラチンといたゼラチンの原料は同じなのか? どちらか一方しかない場合に代用は効くのか?
と疑問を持った方はぜひ最後までお読みください。
この記事を読み終えた頃には、お菓子作りに失敗しない料理上手になっています。
粉ゼラチンと板ゼラチンの違い
粉ゼラチンと板ゼラチンの違いについて解説します。
まずは、結論から言いましょう!
粉ゼラチンと板ゼラチンに違いはありません。
正確にいうと、粉ゼラチンといたゼラチンの成分に違いはないと言った方が正しいかもしれません。
なぜなら成分は一緒ですが使い方や仕上がりの具合は微妙に変わってくるので、成分上は同じでも使用方法というのは変わってきます。
ゼラチンとは?
ゼラチンというのは何からできているか知っていますか?
実はゼラチンというのは家畜の骨や皮から抽出してできています。
つまり動物性の食品です。
ゼラチンというと女性には肌がプルプルになる効果があると言われていますが、これはゼラチンに含まれるコラーゲンという成分によるものです。
コラーゲンに熱を加えてゲル化・ゾル化したものを「ゼラチン」と呼びます。
つまり、粉ゼラチンにしろ板ゼラチンにしろ、原料は家畜から抽出したコラーゲンがゼラチンの元になっています。
最近では魚類から抽出した魚ゼラチンやベジタブルゼラチンという商品も発売されています。
粉ゼラチンと板ゼラチンの使い方の違い
粉ゼラチンと板ゼラチンの成分は同じということはわかってもらえたでしょうか?
しかし、粉ゼラチンと板ゼラチンでは使い方が違います。
ここでは粉ゼラチンの使い方と板ゼラチンの使い方を解説します。
粉ゼラチンの使い方
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粉ゼラチンと形状はその名の通り粉状になっています。
ですので、使うときは水に溶かし、その溶かした水ごと固めたい食材に加えて冷やして固めます。
粉状なので水にも溶けやすく簡単に使えるので、一般の家庭向きです。
板ゼラチンの使い方
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板ゼラチンは薄い板状になったゼラチンのことでゼラチンリーフとも呼ばれたりします。
使い方は氷水に板ゼラチンを入れてふやかして、水分をよくきって固めたい食材に入れて冷やして固めます。
扱うのに手間がかかりますが仕上がりが綺麗なのでプロの料理人は板ゼラチンしか使いません。
実際僕も15年以上飲食店で働いていましたが、粉ゼラチンを使って料理をしたことはありません。
それくらい仕上がりに差が出るということです。
代用はできるのか?
上記で紹介したように粉ゼラチンと板ゼラチンでは、成分が一緒にも関わらず使い方が違います。
では、家にあるゼラチンがどちらか一方しかなかった場合にも片方のゼラチンで代用できるのか?ということです。
答えはこちら
代用できます。
では、どのように代用すればいいのか?
答えは一緒の分量です。
レシピでは粉ゼラチンとなっていても、家にした板ゼラチンしかなかった場合同じ量の板ゼラチンを溶かして作ることができます。
では、実際にどのように代用するかご紹介します。
牛乳ゼリー(ミルクプリン)での代用方法
粉ゼラチンと板ゼラチンの代用方法は、どこの家庭でもあるようの牛乳ゼリーを例にとってご紹介します。
材料
- 牛乳 200g
- グラニュー糖 60g
- 粉ゼラチン 6g
- バニラエッセンス1滴
作り方
- 牛乳50gをボールに入れ粉ゼラチンをふやかしておく。
- 牛乳の半分100gを鍋に入れ60度程度まで温める。
- グラニュー糖を加えよく溶かす。火を止めふやかしたゼラチンを加えてよく混ぜ合わせる。
- 残りの牛乳とバニラエッセンスを加え、型に流して、冷蔵庫に入れ冷やし固めます。
粉ゼラチンを使う場合、このようにあらかじめふやかしておいて、温めた食材に加えるということになります。
もしも、これが板ゼラチンで代用する場合、6gの板ゼラチンを氷水でふやかしておいて、ゼラチンの水気をよくきって3の時点で加えます。
あとは、一緒で型に流して例倉庫で冷やし固めます。
逆パターンも一緒です。
レシピに板ゼラチン6gと書かれていたら、上記の作り方のようにあらかじめ少量の牛乳でふやかしておいて、3の工程で加えます。
粉ゼラチンと板ゼラチンの違いまとめ
粉ゼラチンと板ゼラチンの違いについてわかっていただけたでしょうか?
ポイントはこちらです。
- 成分は同じだということ
- 粉ゼラチンは取り扱いが簡単
- 板ゼラチンはプロ向け
- 代用する時は同じ分量でOK
これで粉ゼラチンのレシピでも板ゼラチンのレシピでも大丈夫ですね。
ゼラチンとアガーについての違いについてはこちら
ゼラチンと寒天の違いについてはこちら
その他の凝固剤の記事については下記にまとめています。