「真空包装機のオイル交換ってどうやるの?」
「どれくらいの頻度でオイル交換すればいいの?」
「湯気見たいの出てきたけど大丈夫?」
そんな悩みを解決します。
本記事はTOSEI株式会社様の正規取引店である、厨房機器販売の株式会社ナカイヤが書いています。
以下の4つの事について解説しています。
- 失敗しない真空包装機のオイル交換の方法とは?
- 失敗しない真空包装機のオイル交換の3つの手順
- 真空包装機のオイル交換するときの注意点とは?
- オイル交換と一緒にメンテナンスすべき場所とは?
失敗しない真空包装機のオイル交換の方法とは?
真空包装機を使う上でのメンテナンスが必要です。
もっとも頻繁に行われるメンテナンスがオイル交換です。
メーカーによってその頻度は半年に1回だったり、1年に1回だったりと異なりますが、オイルが黒く劣化している場合にはその期間を待たずにオイル交換をするべきです。
長く安全に利用するには定期的にオイル交換をしなければなりません。
これはどのメーカー真空包装機も同じです。
なぜオイル交換をしなければならないのか?
ではなぜそんな頻繁にオイルを交換しなければならないのか?
答えは簡単です。
オイル交換をしないと真空包装機が故障してしまったり、真空度が弱くなったりしてしまうからです。
真空包装機というは真空ポンプを使って真空にしています。
ですので、その真空ポンプをしっかり稼働させる事が真空度を高くするポイントです。
なので、綺麗なオイルで効率よく真空ポンプを稼働させる事が真空包装機を長く使う為のコツです。
効率よく稼働させるためにはオイル交換を定期的にする事です。
車などでも数年に1回車検を行い、エンジンオイルを交換します。
同様に真空包装機も数ヶ月1回オイル交換をする事で、安全に利用できます。
業者に頼む?自分で交換する?
資金の潤沢な企業ではこのオイル交換などは業者に任せるのが安心です。
しかしながら、業者に頼むと費用がかかります。
個人経営の飲食店では経費を削減するために自分たちでオイル交換をするべきです。
なぜなら、オイル交換自体はそんなに難しい作業ではないからです。
しっかりと手順通りに進めれば、問題なくオイル交換をすることが出来ます。
しかし、初めてのオイル交換と言う場合は不安ですよね。
そんなあなたは次のオイル交換の手順を読んで、正しい順番でオイル交換をしてください。
オイル交換の作業自体は簡単ですが、間違えてしまうと故障の原因になります。
必ず正しい手順で行うようにしてください。
失敗しない真空包装機のオイル交換の3つの手順
真空包装機のオイル交換の手順を紹介します。
オイル交換の手順は主に3つだけです。
オイルの排出
↓
オイルの注入
↓
試運転起動
の3つです。
それぞれどのようにすれば良いのかを解説していきます。
1.オイルの排出
まずはオイルレベルを確認します。
その後オイルの給油口と排出口を確認します。
オイルを排出します。
排出口の先に袋やバケツ容器などを準備してオイルを排出します。
全てのオイルが排出できるように機種によっては少し傾けたりする必要があります。
使用済みのオイルを処分する時は少量であれば、新聞紙などに染み込ませ燃えるゴミとして処分して大丈夫です。
2.オイルの注入
古いオイルを排出できたら、次はオイルを注入して行きます。
オイルの注入口を開き、オイルのキャップをとり、蓋を外しオイルを注ぎます。
オイルを入れる目安量は、給油窓から確認できます。
3.試運転起動
オイルを交換できたら、試運転が必要になります。
なぜ試運転が必要なのでしょうか?
なぜなら、オイルを抜いた状態では配管に油がない状態になっています。
そこに一気に押し込もうとすると、オイルの中に空気が入ってしまうからです。
このようにオイルの中に空気が入った状態で使用すると、真空包装機の蓋を開けた時に、「湯気」のようなほわ〜んとした霧状の油が舞い上がる事があります。
真空包装機を使った事がある人はこの経験があるのではないでしょうか?
ですので、オイルを入れ替えたら、ゆっくり起動、停止を繰り返し、配管までしっかりとオイルが行きわたるように試運転をします。
もしも、オイルが少なくなったら8分目まで戻すように足してください。
真空包装機のオイル交換するときの注意点とは?
オイル交換をしたにも関わらず、真空度が上がらないという場合はオイルをフラッシングすることをおすすめします。
フラッシングとは、オイルでオイルを洗い流すということです。
綺麗なオイルを入れて、少し稼働させ古いオイルと一緒に捨てて内部を綺麗にするという方法です。
このフラッシングを数回繰り返すことで、ポンプ内の配管のいたるところを綺麗な油に交換する事ができます。
もしも、この方法でも真空度が上がらない場合は、メーカーに連絡して修理を以来するしかありません。
オイル交換と一緒にメンテナンスすべき場所とは?
真空包装機のオイル交換の頻度は先ほど半年に1回や、1年に1回とご紹介しました。
これはオイル自体が汚れていなくても、この期間を過ぎたらオイル交換をしておいたほうが良いですよ!というメーカーからのアドバイスです。
半年に1回、1年に1回のメンテナンスの時にオイル交換以外にどこをメンテナンスすれば良いでしょうか?
オイル交換のメンテナンスと一緒に確認する場所は、シール用のヒーターと絶縁布です。
理由はやはりよく使う場所なので、消耗が激しいからです。
真空包装機を使っていて、「なんか真空度が弱いなぁ」とか、「シール部分が不規則だなぁ」と感じたことはないでしょうか?
そんな症状があわられた時は、ヒーターや絶縁布を交換する時です。
それを忘れない為にも、オイル交換の時に一緒にヒーターや絶縁布などもメンテナンスしましょう。
失敗しない真空包装機のオイル交換の3つの手順のまとめ
失敗しない真空包装機のオイル交換の3つの手順について解説しました。
オイル自体が汚れている場合はすぐにでもオイル交換をした方が良いです。
また、オイル自体が汚れていなくてもメーカーの指定する期間でのオイル交換は定期的にするのが真空包装機を長く安全に使うコツです。
可能であるならば、オイル交換は業者に頼むのが一番ですが、自分でできるようにしてくと余計な経費を払わずに済みますね。
真空包装機を安全に長く使うためにも、もう一度3つの手順を確認しておきましょう。
オイルの排出
↓
オイルの注入
↓
試運転起動
本記事を参考に正しい手順でオイル交換していただいたら幸いです。
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