「Vide Pro(ヴィードプロ)って何?」
「メリットとデメリットが知りたい!」
「ガストロバックと同じ?」
そんな疑問にお答えします。
本記事ではVide Pro(ヴィードプロ)の正規販売店である厨房機器販売の株式会社ナカイヤによって書かれています。
Vide Pro(ヴィードプロ)の特徴やメリット・デメリット、ガストロバックとの違いなどについて解説しています。
ガストロバックを購入検討の方や新しい料理を開発したい方は、ぜひ最後までお読みください。
お店を盛り上げるチャンスかもしれません!!
Vide Pro(ヴィードプロ)とは?
Vide Pro(ヴィードプロ)とは減圧低温加熱調理器です。
「減圧低温調理器??」
勘の良い方は気づいたかもしれません。
そうです、ガストロバックと同じ様な調理器具です。
作っている会社はエスペッククリヤラボ株式会社という大阪の会社です。
エスペック クリヤラボ株式会社
「エスペック クリヤラボ株式会社」というのはエスペック株式会社の子会社になります。
エスペック株式会社というのは元々は環境試験をする会社です。
温度や湿度、気温や光、振動などの環境が製品にどの様な影響を及ぼすのか分析・評価する会社です。
専門学校卒の私には少し難しい話です。
担当の方に話を聞いた所によると、「エスペック株式会社」というのは温度や湿度、気温、圧力のスペシャリストって事です。
減圧低温加熱の特徴
減圧低温加熱調理の特徴について解説します。
減圧低温加熱調理だとわかりづらいので減圧と低温加熱に分けて解説します。
減圧すると・・・
食材が減圧された場所に置かれると、どうなるかわかりますか?
食材が減圧された状況に置かれると細胞が広がります。
細胞が広がることによって細胞間に隙間が出来て、水分や油分などが隙間に入り込みます。
減圧状態を解除すると(大気圧状態)、細胞は元のサイズに戻り入り込んだ水分や油分は細胞内に留まることになります。
これが減圧と大気圧の状態の違いです。
低温調理
低温調理と言うのは低い温度帯で調理する事です。
低温に明確な定義はありませんが、一般的に100度以下であれば低温調理と呼ばれることが多いです。
飲食店であれば80度以下の場合が多いかもしれません。
ここまでは簡単で、多くの方が理解できると思います。
大事なのはここからです。
これに減圧と言う要素が加わると、沸騰と言う概念が生まれます。
減圧の状況下では沸点が下がります。
つまり、100度でなくても沸騰します。
80度でも沸騰しますし、65度でも沸騰します。
80度で沸騰?65度で沸騰?
それって熱いの?熱くないの?
説明できるでしょうか?
もしも、説明できない様であれば、下記の記事を参考に沸騰についての概念を確認してみてください。
>>>真空包装機で真空すると沸騰するが、パックした後はなぜ常温に戻っているのか?
沸騰と言う概念が加わった事で、低温調理が急に難しく感じるかもしれません。
しかし、減圧低温加熱調理を知る上でと言うか、料理を作る上でも必要な知識ですので覚えておいて損はありません。
Vide Pro(ヴィードプロ)の2つのデメリット
Vide Pro(ヴィードプロ)のデメリットについて解説します。
2つのデメリット
- ガストロバックよりも容量が少ない
- 情報が少ない
ガストロバックよりも容量が少ない
Vide Pro(ヴィードプロ)はガストロバックと比べて鍋の容量が少ないです。
ガストロバックの公式の発表では鍋の容量は10.5Lとなっています。
Vide Pro(ヴィードプロ)の標準で付属されている鍋の容量は5.9Lです。
ガストロバックに比べると、およそ6割程度の容量になっています。
しかし、別売の8.3Lの鍋を使う事で鍋の容量の差は多少改善できると言えます。
情報が少ない
Vide Pro(ヴィードプロ)はまだ情報が少ないです。
実は私もつい先日知ったばかりです。
というのも「エスペック クリヤラボ株式会社」が2018年の5月に設立された新しい会社だからです。
弊社も2018年創業なので、勝手に親近感です。
商品自体がまだ、2年程度ですので情報が少ないのは仕方ありません。
しかし、飲食店の方にとってはチャンスだとも言えます。
新しい製品なのでVide Pro(ヴィードプロ)と言えば、「レストラン 〇〇」というブランディングができるからです。
例えば、ガストロバックと言えば、鹿児島にあるcainoya(かいのや)というイメージを持っている方もいるかもしれません。
新しいVide Pro(ヴィードプロ)はイメージがないと思います。
情報が少ないですが、逆にチャンスだとも言えます。
Vide Pro(ヴィードプロ)の3つのメリット
Vide Pro(ヴィードプロ)の3つのメリットについて解説します。
ガストロバックとの比較になってしまうかもしれませんが、ご了承ください。
3つのメリット
- 家庭用の電源で使える
- 重量が軽い
- ガストロバックよりも格段に安い
家庭用の電源で使える
Vide Pro(ヴィードプロ)は家庭用の電源AC100Vで使えます。
業務用の厨房機器となると、200Vの電源である場合が多く導入するにも工事が必要になることがあります。
しかし、Vide Pro(ヴィードプロ)であれば100V。
つまり家庭用の電源で利用することができます。
弊社事務所でも家庭用の電源で利用できています。
重量が軽い
Vide Pro(ヴィードプロ)は重量が軽いです。
軽いと言っても、ガストロバックと比較してという意味になります。
ガストロバックの重量は約20kg。
Vide Pro(ヴィードプロ)の重量は約12kgとなっています。
半分とまではいきませんが、比較するとかなり軽くなっています。
飲食店の開業時だと調理器具の位置などは、やりながら使いやすい場所に移動するということがあります。
またメニューの変更によって必要な調理器具が異なるので、移動させる事もあります。
そんな時に重量が軽いというのはとてもメリットがあります。
常に扱いやすい場所に移動できるからです。
重量が思いと動かすのが面倒になってしまい、動線が悪くなると使わなくなってしまいます。
そんな状況を避けることができます。
ガストロバックよりも格段に安い
Vide Pro(ヴィードプロ)はガストロバックとほぼ同じ機能だと言うのに、価格が大幅に安くなっています。
弊社でもガストロバックを取り扱っているので、なんとも心苦しいですが事実です。
弊社ではガストロバックは約100万円で販売していますが、Vide Pro(ヴィードプロ)はそれよりも大幅に安く販売しております。
もちろん、「エスペック クリヤラボ株式会社」様の許可を得ての販売となっています。
1年間の保証も付いているので、かなりお得に購入できます。
Vide Pro(ヴィードプロ)のご相談やお見積もりは株式会社ナカイヤまでお問い合わせください。
Vide Pro(ヴィードプロ)で何ができる?
「Vide Pro(ヴィードプロ)で何ができるの?」
と思われるかもしれませんが結論からいいますと、
ガストロバックでできる調理は全部できます。
あなたはガストロバックで作れる料理はどんなものが思いつきますか?
- 食感の残った野菜料理
- 生肉じゃが
- サーモンのミキュイ
- 洋梨のコンポート
- イチゴのジャム
上記の物は全部出来ます。
Vide Pro(ヴィードプロ)では下記の項目を個別に設定することが出来ます。
- 時間
- 温度
- 回数
上記の項目を設定してマニュアル化する事で、誰にでも簡単に同じ品質の料理が作れます。
分量と項目をマニュアル化する事でアルバイトの方でも、シェフと同じ様な料理を作ることが可能です。
減圧して低温で加熱するガストロバックでできる料理は全て、真似して作れる様になります。
Vide Pro(ヴィードプロ)のメリット・デメリットのまとめ
Vide Pro(ヴィードプロ)のメリット・デメリットについてご紹介しました。
結論を言うと、ガストロバックを購入するならVide Pro(ヴィードプロ)がオススメ
と言うことです。
料理人の方でガストロバックの可能性には気づいていたと言う方は多いかもしれませんが、価格で断念したのではないでしょうか?
ガストロバックは約100万円です。
厨房機器1台に100万円の価値を見出せずに、諦めていたのではないでしょうか?
しかし、ガストロバックとほぼ同じ性能のVide Pro(ヴィードプロ)であれば大幅に安く購入することができます。
Vide Pro(ヴィードブロ)に興味が出たら
Vide Pro(ヴィードプロ)の使い方については下記の記事にまとめています。
ガストロバックの購入の断念理由が価格だけと言う方は、この機会にVide Pro(ヴィードプロ)を検討してみてはいかがでしょうか?
Vide Pro(ヴィードプロ)のご相談やお見積もりは株式会社ナカイヤまでお問い合わせください。