流行り廃りのある飲食業界で、有名シェフによって新しい厨房機器が使われ、その厨房機器を使ってみたいという料理人が増えることがあります。
などなど、海外の有名シェフが使うことによって、日本でも扱われる厨房機器が増えています。
そんな厨房機器でサーモミックスという厨房機器を知っていますか?
2008年くらいまでは日本にも輸入されていたのですが、現在は輸入されていませんので、若い料理人の方は知らない方が多いと思います。
本記事ではサーモミックスがどれほど便利な厨房機器だったのかをご紹介したいと思います。
以下の5つの事について解説してます。
- サーモミックスとは?
- サーモミックスの使い方
- サーモミックスの使い方のコツ
- サーモミックスの正しい洗浄方法
- サーモミックスの購入方法
順番に解説します。
サーモミックスを購入したいと言う方は、ぜひ最後までお読みください。
そして、また日本でも使えるようにしたいと思っています。
サーモミックスとは?
サーモミックスとは万能調理器です。
歴史は古く、工業機器制作で有名ドイツのVorwer(フォアベルク)という会社で1961年から制作されています。
万能調理器と言われても一体何ができるのかわかりませんよね?
サーモミックスの主な機能は加熱のできるフードプロセッサー機能です。
主な機能としては以下の6つがあります。
などの機能がサーモミックス1台でできてしまう優れものです。
ですので、食材のみじん切りはもちろんスープやポタージュ、ピューレや煮込み料理、攪拌や練り物などがサーモミックス1台で調理可能になっています。
サーモミックスの使い方
そんな、万能調理器のサーモミックスの使い方をご紹介したいと思います。
サーモミックスは大きく分けて3つの機能からなり立っています。
その3つの機能がサーモミックスの最大の特徴となっています。
以下の3つになります。
以上の3つの機能をうまく使うことで、様々な料理を作ることができます。
サーモミックスのレシピ本には、これらの機能の表記もされています。
例:15分/100℃/speed2
左から調理時間、温度設定、回転スピードとなります。
加熱と攪拌、粉砕が1台でできるので、スープやポタージュなどは材料を入れて、調理時間・温度・回転スピードを設定することで、手間をかけずに作ることができます。
そのほかの機能としては、
蒸す:野菜や魚や肉を蓋の上に置き、蒸し器トレイを設置して食材を蒸すことができます。
計る:サーモミックスの蓋の部分が計量カップとなっていて、食材を軽量することができます。
発酵:画面に表示される小麦のシンボルは発酵機能です。パンやバゲットを作るときに生地を発酵させることができます。
攪拌:ゆっくりかき混ぜることができます。
逆回転:画面に表示される逆回転は、ブレードを逆方向に回転させる機能です。
サーモミックスの使い方のコツ
たくさんの機能を兼ね備えたサーモミックスを使うときの4つのコツをご紹介したいと思います。
この4つのコツを利用すれば、サーモミックスの機能を最大限に引き出すとができ、あなたの作る料理を進化させる事が出来ます。
以下の4つになります。
ブレードの回転速度
サーモミックスのモーターは強力です。
ですのでいきなり、高速回転にしてしまうと、回転が早すぎて綺麗にみじん切りにならない場合があります。
ですので、サーモミックスでみじん切りを作るときには、ブレードの回転数を徐々に上げていくようにしましょう。
泡立てる
サーモミックスで生クリームや卵白を泡立てることができます。
その時に使用するアタッチ面とは「バタフライ」と言います。
そのバタフライを使用する時の回転スピードは4を上限にしてください。
それ以上のスピードで使用すると、バタフライが折れてしまう危険性があります。
蒸し器として使う
蒸し器はサーモミックスの蓋の上に乗せ、サーモミックスボールに水を入れ、温度設定をVAROMA(バロマ)にして調理時間を設定するだけで、蒸し器として利用することができます。
スパチュラ
サーモミックス専用のスパチュラを使うことで、使用中でもブレードに触れることなくかき混ぜることができ、中にある材料を取り出すときに役にたちます。
サーモミックスの正しい洗浄方法の4つの手順
サーモミックスを安全に長く使うために正しい洗浄方法で洗うことが大事です。
では、どのように洗浄するのが正しいのでしょうか?
一番簡単な洗浄方法は食洗機(食器洗い洗浄機)です。
サーモミックスは食洗機で洗うことができます。
サーモミックスの洗浄手順
サーモミックスの4つの洗浄手順をご紹介します。
卵やチーズ、味噌やベシャメルソース、パン生地など濃度の濃いものはブレードの裏側にこびりつくことがあるので、しっかりと確認して汚れを落とすようにしましょう。