「私の店では売る物がない」
「通販で何を販売すれば良いの?」
そんなお悩みを解決します。
株式会社ナカイヤ代表の中井です。
飲食店経営のお悩みをサポートしています。
外出自粛の影響でレストランの売上が下がってしまったから通販を始めたいけど、通販で販売する商品が無くて悩んでいませんか?
本記事ではそんなあなたの為に、通販で販売する商品の作り方や考え方を解説しています。
通販を始めようと検討している飲食店オーナーシェフの方は、ぜひ最後までお読み下さい。
飲食店通販は何を販売すれば良いのか?
飲食店通販は何を販売すれば良いのか?について解説します。
私の店では売る物がないから、通販なんて出来ないと言う方の参考になれば幸いです。
下記の3つに分けて解説していきます。
完成品を通販で販売する
完成品を通販で販売すると言うのが最もわかり易いですね。
手を加えずに食べられる物、もしくは温めるだけで食べられる物の事です。
カレーやシチューなどの煮込み料理類。
パンなどのそのまま食べられる物がそれに当たります。
完成品を通販するメリット・デメリット
完成品を通販するメリットとデメリットについて解説します。
デメリットは知名度がないと難しい場合がある。
完成品として通販しているのは基本的に有名なシェフが多いです。
フレンチの坂井さんや和食の道場さん。
中華の陳建一など、料理の鉄人などの有名なシェフが多いです。
もう一つのデメリットは完成品を作る技術が必要だと言うことです。
全ての料理が完成系として販売できるわけではありません。
ステーキなどは焼いて通販するわけにはいかないので、完成品お料理を作る技術が必要になってきます。
完成品を通販するメリットはすでに市場があることです。
多くの料理などでそのまま、または真空パックを温めるだけで食べられると言う商品が増えてきています。
カレーや角煮などの煮込み料理を中心にパスタソースも和えるだけの物が販売されています。
煮込み料理は真空パックやレトルトパックのまま湯煎で温めるだけで、お店の味を手軽に楽しむことができるので、人気があります。
有名ロールケーキなども完成品を販売して、予約待ち状態などを作っています。
完成する途中の商品を通販で販売する
完成する途中の商品を通販で販売すると言う方法もあります。
お店は専門店だし、完成品としては通販は難しい商品だと言う場合は途中の商品を販売することができます。
例えば、パンは焼く前の二次発酵が完了した状態で急速冷凍して、真空パックにつめて販売する。
クレームパティシエールを冷凍して通販する。
お客様には解凍してご自身で生クリームと合わせて頂いて、最後の仕上げはお客様にしてもらう通販の方法です。
完成する途中の商品を通販で販売するメリット・デメリット
まずはデメリットからです。
完成する途中の商品なので、冷凍する確率が高いです。
ですので、冷凍する設備が最低限必要になりますし、冷凍可能な商品でないと難しいです。
冷凍する設備は普通の冷凍庫では保健所での許可が下りない可能性があります。
急速冷凍機のショックフリーザーなどが必要になる場合があります。
冷凍可能な商品である必要があるので、シュー生地であれば可能ですが、アングレーズソースのアパレイユなどは難しいですね。
メリットはすでに設備がある所では、商品の幅がかなり広がると言えます。
特にパティスリーなどは、デフォルトでショックフリーザーなどの急速冷凍機などを導入している場合が多いので、仕込みでショックフリーザーを使う商品は通販が可能の場合が多いです。
急速冷凍機を持っていないと言う場合は知り合いの、パティシエの方と協力して通販事業を始めても良いかもしれませんね。
楽天などで通販を始めるには初期費用がかかるので、二店舗でやるとなれば費用は半分で済みますし、商品数は2倍にすることができます。
食材自体を通販で販売する
食材自体を通販で販売すると言う方法もあります。
これは2種類あります。
- お店で利用している珍しい食材をそのまま販売
- お店で加工して販売
お店で利用している珍しい食材をそのまま販売
お店で利用している珍しい食材をそのまま販売は簡単ですね。
お店で使用しているけど、スーパーやコンビニでは中々手には入らない食材を特別価格で何倍する通販の方法です。
塩や調味料、パスタなどは多くの飲食店でもやっていますね。
調理する技術も入らないですし、セットショップさえ作ってしまえば、その日のうちにでも通販の販売が可能になります。
ただし、ネットで探すともっと安い価格で販売しているお店が見つかると、価格競争になってしまい利益がでづらくなります。
お店で加工して販売
お店で加工して販売はその商品だけでは食べないけども、お店で使っているオリジナルソースや調味料を通販で販売する方法です。
例えば、自家製カラスミや自家製パテドカンパーニュなど。
もっと簡単のもので言えば、カリカリベーコンやクルトンなども自家製して販売することできます。
デメリットは魅力を伝えづらいことです。
その商品単体で食べるわけではないので、美味しさの魅力が伝わりづらいのがデメリットです。
メリットは価格が高く設定できることです。
先ほどのデメリットを克服して、美味しさの魅力を伝えることができれば価格を高めに設定できます。
自家製なのでそこの店でしか食べられないとなると、付加価値がつけられるので多少高くてもお客様は購入してもらえます。
飲食店通販は何を販売すれば良いのか?のまとめ
飲食店通販は何を販売すれば良いのか?について解説しました。
本記事を参考にしてもらえれば、多くの飲食店で通販できる物が探せるのではないでしょうか?
ステーキ専門店の場合、塩やステーキソースを通販することができます。
サラダの専門店の場合、ドレッシングやトッピングセットで通販することができます。
クレープ専門店の場合、焼き上がったクレープ生地とトッピングで体験セットとして通販することができます。
以上のように、飲食店であればどんな業態であれ通販できる商品を作り出すことが出来ます。
ただし、飲食店が通販するには必要な許可というのが地域や販売する商品によって異なります。
飲食店の通販に必要な許可は以下の記事で解説しているので参考までにご覧ください。
最終的には必ず管轄の保健所へお問い合わせしてくださいね。
PS:通販に必要な業務用真空包装機や真空袋。どんな商品を通販すれば良いのかのご相談はこちら↓↓↓