「ノール・パ・ド・カレ地方の料理の特徴って何?」
「ノール・パ・ド・カレ地方の食材ってどんなものがあるの?」
「ノール・パ・ド・カレ地方の代表料理って何?」
そんな疑問に答えます。
最後までお読み頂ければ、ノール・パ・ド・カレ地方の料理について詳しくなります。
留学や旅行を検討している方はぜひ最後までお読み下しさい。
本記事では次の2つの事について書いています。
本記事の内容
- ノール・パ・ド・カレ地方とは?
- ノール・パ・ド・カレ地方の代表料理
ノール・パ・ド・カレ地方とは?
北はベルギーと面し、西はドーバー海峡をのぞむフランス最北の地方がノール=パ=ド=カレ地方です。
中心都市はリールです。古くから有数の工業地帯であり、ブーローニュ=シュル=メールなどの素晴らしい港にも恵まれています。
フランス中に魚を供給し、缶詰作りも盛んに行われています。
主要作物はアンディーブ、じゃがいも、燻製ニンニク、ランゴ豆、家禽などで、「ベル・ブルー」と呼ばれる乳、肉兼用牛はラベル・ルージュなど質の良い食材が数多くあります。
ぶどうは育たないので、ワインは作れず、ビールが日常の飲み物となえい、スープや煮込み料理などにも使われます。
なおフランドル地方はベルギーの西側に面していることもあり、食文化が共通するものもあります。
カルボナード、オシュポ、ワーテルゾイ、ゴーフルなどはその代表と言えます。
ノール・パ・ド・カレ地方の代表料理
ポワローのフラミッシュ | flammèche aux poireau | バターで炒めて生クリームを混ぜたポワローを円形のパート・ブリゼに詰め、生地を蓋をしてオーブンで焼いたもの |
魚のワーテルゾイ | waterloo de poissons | ポワローやセロリ入りの魚のフュメでマス、川かます、などの淡水魚を煮て、取り出し、煮汁を生クリームでつな魚を戻して温めたもの |
カルボナード | carbonade | 玉ねぎをラードで炒め、ワイン酢とヴェルジョワーズで調味し、ラードで焼いた牛の肩肉と交互に鍋に詰め、ビールを加え、マスタードを塗ったパン・デピスの薄切りで覆い、オーブンで煮たもの |
オシュポ | hochepot | 牛バラ肉、子牛や仔羊の肩肉、豚の塩漬けバラ肉と耳などと玉ねぎ、人参、カブ、キャベツなどと一緒に水で煮たもの |
ポチュブレシュ | potjevlesch | 豚、仔牛、鶏、兎の肉をビールと一緒に香味野菜に漬け、戻したゼラチンと交互に層にしてテリーヌ型に詰め、つけ汁をかけてオーブンで焼いたもの |
雄鶏のビール風煮込み | coq à la bière | 雄鶏をラードで焼き色をつけて小麦粉をふり、エシャロット、ビール、ニンニクなどを加えてオーブンで煮たもの |
砂糖のタルト | tarte sucre | パート・ブリゼまたは発酵生地を丸型に敷き、砂糖を数mmの厚さに詰めて水で湿らせ、バターをちらしてオーブンで焼いたもの |
牛肉のカルボナードのレシピと作り方
分量
牛もも肉 2kg
玉ねぎ 1kg
ビール 1,5L
仔牛のフォン 1,2L
ブーケ・ガルニ 1束
マスタード 30g
グラニュー糖 10g
ラード 100g
小麦粉 適量
塩、胡椒 適量
そら豆 適量
人参のグラッセ 適量
作り方
- 玉ねぎは集めにスライスします。煮込み用の鍋にラードを入れ色づくようにソテーします。
- 牛肉は大きめにカットし、塩、胡椒をふり、軽く小麦粉をつけ別鍋でこんがりと色づくようにソテーします。
- ②を①の鍋に移し、ビール、仔牛のフォン、ブーケガルニを加え蓋をして170〜180度のオーブンで約2時間肉が完全に柔らかくなるまで煮込みます。
- ブーケガルニを取り出し、マスタード、グラニュー糖を加え、さらに約20分間煮込みます。塩、胡椒で味を調えます。
- そら豆と人参は軽く茹でてバターでソテーして④に添えて完成です。
フランスの地方料理については下記の記事にまとめていますので、お役立てください。